君と春を



「はぁ。」

疲れた体を引きずるように会社を出る。

夕方のまだ少し冷たい空気の中に名残惜しそうに風に舞う桜の花びら。路端の枝にはもう、花は幾つも残っていない。



私も散りたい………



その願いはいつになったら聞き届けられるのだろうか。



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