男装騎士~あなたの笑顔護ります~



隣国の城に付くと、中に通されたのは王子であるレオと側近のグレンだけ。
私たち騎士は外で待ち惚けだ。

城の周りを囲う城壁にもたれかかって座り込みながらレオたちの帰りを待つ。




「中に入れてくれてもいいのに」

「仕方ないんだよ。あまり、この国と俺らの国・・・フリーシア王国とは仲良くないんだ」

「え?そうなの?」

「でも、それじゃあダメだからってこうやって月に一度互いに行き来をして交友を深めようとしているんだけど・・・。警戒してるからか中に入れるのは一人だけって言われてるんだ」



フランが丁寧に教えてくれる。
隣の国なのに仲が悪いなんて・・・。




「それもこれも、王が好き勝手してきたツケが回ってるんだ」

「王が・・・?」



ノアが苦々しい顔をする。
過去に何かがあったのか。




「王は、自分がのし上がるためにこの国の王を蹴落とそうとしたからね」

「え?他国の王を?」

「そう」





そんな事って、許されるの?



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