男装騎士~あなたの笑顔護ります~
「大丈夫か?」
「うん・・・。俺は平気・・・」
私がそう告げると、二人は深く息を吐く。
心配してくれてたんだ。
「よかった・・・」
「うん」
「なんの用だったの?」
「・・・俺がレオさまの部屋で過ごしていることを知ったみたいで。そのことで」
「そっか・・・」
聞きたい。
ふたりは知っているだろうか。
王さまが言っていた言葉の意味を。
知っていて、レオに仕えているんだろうか。
レオが、人殺しだなんて。
嘘だよね?
「帰ろう」
「ん?ああ、そうだな」