男装騎士~あなたの笑顔護ります~



「なぜ目をそらす?やましいことでもあるのか?」

「やましいなんて・・・、どういうこと?」




ばっと顔をあげると、レオが切なげな表情をしていた。
なんで、そんな顔するの?


最近ずっとそうだ。
私がこんな目にあってから。

レオは優しく微笑むか、こんな風に苦しそうに顔を歪めるかどっちかだ。



レオの微笑だって、無理してるんじゃないかって思う。
私が苦しまないように、励ますために無理して笑ってる。


だって、前のレオはそんな風に笑う人じゃなかった。




今までレオの笑顔なんて数えるくらいしか見ていない。
それなのに、最近はレオの笑顔を見ない日なんてない。




それは・・・。
レオが、私に責任を感じてるから。
自分のせいって思ってるから、私に気にさせまいとして無理してるから?




あの時のキスだって、私を励ますため?




「・・・昨日の昼、フランと街に行った。いろいろあってフランが少し離れている間に、私一人でその場を離れて・・・。そこで、会ったの・・・」





嘘をついたって意味ない。
私は仕方なく話しはじめた。




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