男装騎士~あなたの笑顔護ります~



「共に、歩んでいきたいと。私の作る国の未来を一番に側で見ていてほしいと願ってやまぬ人なのです」





レオの作る国を見たい。
その想いは、私も同じだ。




「そうか、それほどまでに想われる女性とは、会ってみたいものだな」

「はい。いつか・・・、紹介させていただきます」

「マリアは、よいか?」

「はい・・・。私は父上がよければ。ですが・・・、少しだけもうさせていただけるなら。私もそのように思っていただける方と一生を添い遂げられたら、と少し羨ましく思います」




黙って聞いていたマリア姫が、そう言ってほほ笑んだ。
とても、綺麗。


レオと並べば、とてもお似合いだっただろう。
私なんかより・・・。



ううん、そんなこと考えたらだめ。
レオを信じてついて行くって決めたんでしょう!






「レオさま、私にこの国を案内していただけませんか?」

「もちろんです。明日、一日私にいただけますか?」

「はい」





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