あなたの優しさが…雅樹の想い
「今日からお世話になります」
そう言って
お袋と親父に
頭を下げる美咲
今日から
本家で暮らす…
俺は……
機嫌が悪い…
わかっていたことだが
いざとなると
少し後悔だな…
俺と美咲は
これから住む
部屋……もともと俺の部屋だけど…
部屋に入れば
ため息をついて
ソファに座る。
部屋を見渡せば
美咲が好きそうな色
柔らかい色で統一されている。
悪くないな……こういうの。