あなたの優しさが…雅樹の想い
「明日、美咲ちゃんに会いに行ってくるわ」
お袋と大東が行くことになった
「お母さんかぁ…」
そうため息まじりに言う
「志乃さんはわかってくれるさ…」
そう優しく言う親父
俺は美咲の居ない部屋に戻る
コンコン
「大東です」
『あぁ』
「組員の始末は私がします…」
『あぁ』
「申し訳ありませんでした」
『大東…明日、頼むな…』
「承知…」
眠れないが
ベッドに横になり
目を瞑っていた。
美咲が生きていたことがわかり
少しだけ安心して
少しだけ
眠りにつくことができた。