あなたの優しさが…雅樹の想い
マンションへ着き、エレベーターに乗る
美咲は大東がいることに
驚いていた。
あ…言ってなかったな。
後で言うか。
部屋に入ると
美咲はキョロキョロしていた。
そんな珍しいもんか…
そう思い、ソファに座り美咲を呼んだ
美咲は俺の横に座った。
失礼します
大東が向かいに座ると
美咲はビクッとする。
もしかして……トラウマみたいなもんか…
『大丈夫だ』
俺は美咲の不安を取り除きたかった。
今は、それしかできない。
美咲は俺を見て
少し笑った気がした。
大丈夫…その言葉に安心したようだった。