あなたの優しさが…雅樹の想い




『二度寝するか』


そう言って

俺は美咲を抱き寄せた。


いい匂いがする…


本気で寝ちまいそうだ…



そう思っていたら


美咲が謝ってきた。


ソファで寝てしまって
ごめんなさい……と

運んでくれて
ありがとう……と。



『気にするな』


そう言って、また目を閉じる。



けど、美咲はそれを許さない。


「あ、朝ごはん…」


そう言いながら起きようとする。



時計を見れば


大東がもう少しで来る時間か…



俺はため息をつきながら起きた。
< 33 / 163 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop