あなたの優しさが…雅樹の想い
『二度寝するか』
そう言って
俺は美咲を抱き寄せた。
いい匂いがする…
本気で寝ちまいそうだ…
そう思っていたら
美咲が謝ってきた。
ソファで寝てしまって
ごめんなさい……と
運んでくれて
ありがとう……と。
『気にするな』
そう言って、また目を閉じる。
けど、美咲はそれを許さない。
「あ、朝ごはん…」
そう言いながら起きようとする。
時計を見れば
大東がもう少しで来る時間か…
俺はため息をつきながら起きた。