あなたの優しさが…雅樹の想い



マンションのバルコニーに降りると

大東が待っていた。


「美咲様はタクシーに乗られました」


そう言い車に乗り込む。


「若、美咲様のお母様をどうされるおつもりですか」


そうだな……


って言っても

所詮、愛人だ。


『あの年代を好む連中もいるだろ…』


美咲が

母親を必要とするなら

見過ごそうと思っていたが

いらねぇなら


美咲と同じようにしてやるつもりだ。
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