あなたの優しさが…雅樹の想い
「そろそろ行きます」
そう言って車から出た。
大東が先に行く。
俺は美咲の様子を見ながら
美咲の方に向かった。
三島から逃れようて
美咲が三島の腕を噛む
それを見て、笑っちまった。
さすが、美咲。
三島は美咲を殴ろうとした。
タイミング良く
大東が止めに入る。
三島は大東をみるなり
驚いて後ろに下がる。
美咲は大東がいることに
驚きながら、座り込んでいた。
「この女は、沢田組の…」
そう三島が言いかけた
『美咲は俺の女だ』
そう俺は言い
美咲を後ろから抱きしめた。