いつだって、ヒーロー。
「ありがと…」
浜野くんの背中にひっつくと、勢い良く立ち上がる。
わ…視界がいつもと違う。
高いよ。
男の子はいつもこんな景色なんだ…。
「俺、コイツ保健室連れて行ってきます。いいですよね?宮城くん」
意味ありげに宮城くんに問いかける。
「……………行けば?」
少しの沈黙のあと、宮城くんが口を開いて冷めた声で少し目を細めた。
その顔がなんだか怖くて、私は宮城くんから視線をそらした。
答えを聞くと、スタスタと歩き始める。