いつだって、ヒーロー。
「はいよ」
これまた先生がいなくて、北原くんにシップを貼ってもらう。
自分で貼ろうとしたけど、思いっきり睨まれて体が固まってしまった。
「ありが……と…」
お礼を言いたいけど、なぜか言いにくい。
「はいはい」
「じゃ、じゃあ私…行くね」
「俺もー」
………ん?
北原くんも行くの?
サボるんじゃないの?
サボるために保健室に…。
「あー俺、サボるためじゃねえから。ここに来たの」
さらりと言ってしまう。
そんな言葉に私はポカンとする。
「じ、じゃあ…なんで…」
成績が下がってもいいの?