<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下

涼「あ、丁度良かった！！竜輝に聞きたいことがあったんだ！！あのね！が―――」





紀「もういいでしょ」




そう言って涼介の口を塞いだ。






涼「なにふんの！？きひゅはなひてよ！」





紀「駄目に決まってるじゃん」





カナの方を見ると陸玖が口を塞いでいた。





紀「・・どこかから習わなかった？人の過去突き止めたらどうなるか。」





涼「・・でも」





紀「涼介は他人に過去突き止められたらどう思うの？」






涼「僕は雁の他人じゃないふぉん」





紀「仲間だっていいたいの？仲間だったら何でもやっていいってことないでしょ？ね？」







涼「隠し事は嫌い」






紀「そうだね。でも無理して突き止めるのもどうかと思うけど？」







涼「じゃぁどうすればいいっていうの」






・・それも分からないのか。