<完>孤独な姫さんは世界一の総長 下
紀「待つんだよ」
涼「待つ?」
紀「そう。いつか、雁が話してくれる日を信じて待ってるの。」
涼「それは何時だかわからないひゃん」
紀「何時だかわからないと突き止めるというの?それはまるで子供だよ」
涼「・・・」
紀「日時を教えないと動かないの?それは違うでしょ?」
涼「う・・・ん」
紀「雁を信じるんだよ。」
治まった?と言うと頷いてくれた。
私は涼介の口を塞いでいた手を離した。
カナの方も渋々と言う感じだ。
まだ、2人だけ分かっていない奴がいた。
竜「いみわかんねぇんだけど。友希、知ってるか?」
友「・・さぁ」