それはまるで魔法のようで
「た…泰千…?なんで?」
先に教室に行ったんじゃないの。
「あ?ああ、別に。
お前のちっせぇ歩幅じゃ朝のHRに間に合わないんじゃないかって思って、スリッパ借りに行ってやったんだろうが」
じゃあ、なんであんなところにいたのよ。
「…泰千…?私の靴は…?」
「は?んなの、どこにあるか知らねぇよ」
「え!?もう分かってるって言ってなかった?」
「は?あんなの嘘だよ。
ああ言っとけば少しは効くだろ」
「効くってなにが?」
「いいんだよなんでも。
それにしても、リンチにあうとか、お前もやるな」