気まぐれ男子とその彼女。





「橋ちゃん、これ2番テーブルに運んでもらってもいいかな?」




「はい!了解です!」




「谷津さん、俺皿洗い代わるんで料理よろしくです」




「ああ、助かる。よろしくな」












─菱くんのお家が経営しているのは喫茶店で、ホールを担当させてもらうことになってから一週間が経ち、だいぶ板についてきました!



─が、それも今日で終わり…。楽しい時間はあっという間です。



というのも、お店のオーナーである菱くんのお母さんが、





「二人で旅行っ!?そのためのバイト!?きゃああ!!素敵っ!!そういうことなら一週間だけでいいわ!頑張ってねっ」




と言ってくださり、そのお言葉に甘え、こうして一週間働かせていただいたというわけです!




バイト自体、とても楽しかったのですが、なんと言っても菱くんがかっこよかったのです!!




普段はダラダラダルダルな菱くんが仕事となると一変し、キビキビ働く姿と言ったらもう最高です!!ギャップ萌ってやつなんでしょうか!?




橋得な一週間でした…////






…と、そんなこと考えていると、オーナーからラストオーダーの指示が出され、私は再び仕事に戻ることにした──。



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