スノードロップの医学書

少女のセーラー服の袖から白く細い腕がスナヲに伸びてくる。

少女はスナヲの耳元に顔を近付けてくると。
少女特有の独特な甘い香りがスナヲの鼻孔を刺激する。

少女の舌がスナヲの耳を舐め回してくる。
しばらくすると耳たぶに鋭い痛みを感じる。
噛まれた耳たぶから血が滲み首筋に流れていく。
血の臭いが鼻孔を刺激する。

少女のふくよかな唇がスナヲの目に飛び込んでくる。
舌なめずりをして、唇が艶やかな香りを漂わせて唇を重ねる。

スナヲの歯を抉じ開けて、少女の舌が侵入してくる。まるで生き物のように舌と舌が擦れ合う。

軟体動物のように絡み合い粘液が混ざり合う香りが鼻孔を刺激する。

セーラー服の少女の身体がプルプルと微かに揺れる。

少女の白く細い腕がセーラー服の袖から伸びてくる。しなやかな指がスナヲの股関に触れるか触れないかに近付けてくるとスナヲの判断力も思考能力も緩やかに低下していった。




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