俺22歳、アイツ3歳2ヶ月
もう隣には賑やかな声は聞こえない。

バックミラー越しに見えた優の寝顔も何度見ても、もうなかった。



分かっていても

なんとなくそこに

優が居るような気がして

何度もミラーに目をやった。


ガランとした後部座席が映っているだけなのに・・・


もう声をかけても

振り向いても

俺の左手も・・・・



「優?」

「はる なにぃ??」

そういつものように聞き返してくる可愛い声は聞こえない


無邪気な笑い声も


舌ったらずの歌声も


笑顔も


泣き顔も


ダダをこねる顔も


もう見る事も聞く事も


小さい暖かな手も握る事は




もう出来ない



もうすべてが


すべてが


淋しいの一言だった。
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