俺22歳、アイツ3歳2ヶ月

百花ちゃん

もう、日は真上まで上がり気温もだいぶ上がって

天気予報通りの平均気温より高めの快晴。


まさに、五月晴れといわんばかりの気持ちのいい天気だった。



優のお望み通り!?コンビニまで車を走らせた。


いつも行く時間じゃないから居ないかもなぁ・・・。

そんな事を考えながら俺は車を走らせていた。



コンビニに着く。

レジの辺りを車の中から目を凝らして見てみる。


俺のイヤな予想通り彼女の代わりに背の低い店長らしきオヤジが立っている・・・。



なぜ、イヤな予感に限って当たってしまうんだろう。



さっきまでのテンションが激減している二人の空気・・・。



二人とも口を開けたまましばらくそのオヤジを眺めていた。


俺自身ちょっとした期待もあった。


もしかしたら、彼女が店の奥から出てくるんじゃないかと思って。

なんだか、初恋の女の子を学校の前で待っている中学生みたいだ。




俺の期待とは裏腹に


レジにはうさんくさいオヤジがいるのみ。


何も変わらない。


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