俺22歳、アイツ3歳2ヶ月
「また、こうやって会ってくれるかな?

優がじゃなくて俺が会いたいから。」



車の近くまで来たとき、俺は立ち止まり振り返った彼女にそう言った。



「うん。私も楽しかったし・・・なんだか少し癒された感じ。

最近毎日バタバタして疲れてたから。

今度は私が奢りますね。」



たかがファミレスをご馳走しただけで彼女は恐縮していた。


凛とした彼女らしいセリフだった。



「奢ってくれるって言われると誘いにくいから

また一緒に食事するってことで。家まで送るよ。」


俺は少し笑いながらそう言うと彼女もニコッと笑って


「私、こんな感じだから可愛くないって言われちゃうの。」


と少しうつむきながらそう言った。



「そんなこと無いよ。百ちゃんかわいいよ。すごく気が効くし優しいし・・・。」

俺は思わず慌てて思いつくことを挙げて言った。



「ほんと!ありがとう☆」




車の前に着き優を乗せるのに扉を開けようとする前に彼女が開けてくれた。



「ほら!ほんと気が効くよね。ありがとう。」


「ええ!!普通でしょ。」


彼女は当たり前といった感じで扉を優しく閉めながらそう言った。








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