蒼色ルーム




折れてくれたのかわからないけど、桜木は話してくれる。



「俺と、茜は幼馴染みだった」



…初耳…ってそりゃそーか。



「で、俺が茜を好きで、中1の時に告って、オッケーもらった」



すごいなぁ。中1で付き合うとか。



「で、中2の時に田宮と茜が同じクラスで、会う時もアイツの話しかしなくなったんだよ」



…アイツって紺の事か。でも、今のとこ悪いのは紺ではないよね。



「で…さ…。俺が友達と遊んでたらさ田宮と茜がデートみたいなのしてたんだよ。だから、次の日に聞いたんだよ、昨日いたよなって」



ますますわからなくなる。紺、悪くないじゃん。



「したら…してないって…いないって」
< 87 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop