腹黒い私の策略
運良く元あったお皿に着地したお摘みを、再度つかんで、口に入れる。
「へー」
ゴクンと飲み込んで、ようやく発した言葉は、なんとも無関心そうなもの。
「ふふっ。リアクション薄っ」
「逆に驚き過ぎるのもおかしいだろ」
確かに。マサヒロが大声で驚いている姿とか想像できない。
「コトコと幼なじみのマサヒロなら知ってるかな〜って思ったんだけど。
流石にこの歳でそこまで干渉してないか」
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