不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「でもそのマドンナの清瀬さんが、風見さんとデキてるって噂があるの」

「え、え? 風見さんって、うちのチームリーダーの風見さん?」

「うん。そんなのひとりしかいないでしょ」

 たしかに“風見”なんていう名前の人は、うちの部にひとりしかいない。
 でも、どうしてそんなおかしな噂が流れているのだろう。

「そ、それはないんじゃないかな? 清瀬さんと風見さんが……なんて」

 風見さんと付き合っているのは私のはずだ。
 なにをどう歪曲して伝わった噂か知らないが、ふたりが付き合っているなんて、そんなのはデマでしかない。

 アハハと乾いた笑い声を出すと、皆口さんもウフフと艶っぽく笑い返した。

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