不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「風見さん!」

 そんな日々が過ぎる中、昼食から戻ったタイミングで、エレベーターホールで背後から声をかけられ、振り向くとそこには清瀬が立っていた。

「お疲れ様です」

「どうした?」

 歩み寄ってくる清瀬の素振りから、何か俺に用があるのだと直感した。
 仕事で急ぎの用でもできたのだろうか。

 なにかを言いにくいことを伝えようとしているのか、目の前の清瀬からがもじもじとしている。

「今夜、お時間作ってもらえませんか?」

「は?」

「ちょっとご相談したいことがあって……」


< 56 / 298 >

この作品をシェア

pagetop