不機嫌な彼のカミナリ注意報2
 指示が曖昧なのはたしかににそうだ。
 塚原も慣れないせいか遠慮してか、うまく指示は出せていない。

 ……だが。

「同期で同い年なのは仕方のないことだろう。早く出世したヤツが上に立つ。当たり前のことだ」

「ですけど、女同士っていうのは……気持ちの部分で納得いかないことが多くて。厄介なんですよ、なんせ女同士は」

 わかりますよね? などと俺に同意を求められても、俺は男だから正直わかるはずがない。
 俺にしてみれば、ある意味女はみんな厄介だ。

 どう言葉を返そうかと考えていると、無意識に溜め息がひとつ零れた。

「女同士がやりづらいと言うなら、瀬戸だって女だったろ?」

「瀬戸さんは先輩でしたから、素直に従うことができたんです! それに、こう言ってはなんですが、女らしい人でもなかったので」

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