不機嫌な彼のカミナリ注意報2
「それは人によるんじゃないのか?」

「彼氏がモテる男だと、そういう心配はつきものなんでしょうけど。……あ。風見さんもモテますよね? するんですか? 浮気」

「俺のことはいい」

 俺に向けられた興味をそぐように、思いきり拒絶しておく。
 責める対象を笹岡から俺にうつさないでくれ。

 それに俺は女癖は悪くないが、それを今、清瀬に主張したところでどうなるのだ。

 何気なく清瀬の顔を見ると、酒を一気に煽ったせいか顔が赤くなっていた。
 意外と酒が弱いんだな……などと分析している場合ではない。
 ここで寝られたり、倒れられたらさすがに参る。

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