巡逢~茜色の約束~
突拍子のない言葉に、相川の口から間抜けな声が漏れる。

これには俺も桜井も顔を見合わせた。



「どうせならうちも3年生に来てもらって、もう一回先輩とプレーしたいなぁって話になりまして。監督に話したら、あっさり了承されました」

「まじかよ……」

「先輩、大学でも続けるんですよね?」

「……まぁ」

「だったら練習だけじゃなく、偶には実戦しとかないと!ね!」



どうやらこの後輩は、是が非でも相川を試合に出させたいらしい。

誘われる相川も困り顔ではあるものの、どこか嬉しそう。



「……わかったよ。今度の土曜だな?」

「ほんとですか!そうです、7日の土曜日」

「……他のやつにも声かけとくから、監督の耳に挟んでおいて。後で自分からも行くけど」

「わかりました!みんな喜びますよー」



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