好きになんてなるわけねーだろ!!!



部活が終わってから少し、その日上手くいかなかったシュートを練習してから部室に戻った。

するとそこにはまだ3年生のキャプテンたちや2年生の1軍入りした先輩、1年生も気に入られた奴が残っていた。


『…あ、お疲れ様でした。』


ぺこりと頭を下げてロッカーに向かおうとしたとき、後ろから突然殴られた。

体の大きい先輩で、衝撃はとても大きく、なにが起きたのか分からないまま壁に叩きつけられる。


『…いって。』


最近は、言うことをきいていた。

だから殴られることもなかった。

なのに、なんで?


そんな疑問が脳内を駆け巡る。


3年生の、正直そんなに上手くもない先輩が俺を殴ったらしい。

いつもそうだ。

キャプテンやエースの本当にうまい先輩はなにもしずに後ろで見てる。

2年生と1年生は多分先輩が怖くているだけ、同情と罪悪感でうまった表情で俺を見る。


だから俺はむかつく。


「お前、ちょっとうまいからって調子のんじゃねーよ!」


はは、お前と比べれば、な。俺の方がうまいよな。


なんて心の中で毒づきながら無言で耐える。

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