ツンデレ専務と恋人協定
「俺の分?」

「はい」


よく専務に冗談で、俺の分も作ってこいだなんて言われてたから作ってきたんだけど…。

今日に限って専務は会長と食事をしてきちゃうし、無駄になっちゃったな。


「栞奈の手作り?」

「そうですけど」


手作りって言うほど手の込んだものは作っていないけど、冷凍食品も使ってないし一応手作りだ。


「お茶いれて、食うから」

「えっ?だって会長と食べてこられたんじゃ…」

「ばばあと一緒だと食った気にならねぇから、ちょうどいいんだよ。だから食うから持ってこいよ」


専務はそう言って、自分の部屋へと入ってしまった。

あんな言い方をしていたけど、絶対私に気を使ってくれてるんだよね?

専務の口の悪さに慣れてしまえば、専務の不器用な優しさに気づけるようになってきた気がする。

私はお茶をいれて、お弁当を持って専務の部屋へ行った。


「はい、どうぞ」

お茶とお弁当を専務のデスクの上に置いた。

専務は早速お弁当を袋から取りだし、開けている。

そして、玉子焼きをお箸でつまみ口へと運んだ。


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