ツンデレ専務と恋人協定
翌日、私は専務があんなことを言うから気合いを入れて出勤した。

私に何ができるかわからないけど、コンペを精一杯頑張ることと、専務を支えられる秘書になりたいとは思っていた。


専務は朝から会長のところへ企画書を持って行ったっきりまだ戻ってこない。

もうすぐ4時間になる。
私はお昼ご飯も食べずに専務を待っていた。

そして13時を過ぎたころようやく専務が戻ってきた。

「専務、おかえりなさい」

私は思わず席を立ち、専務を出迎えた。

「あー、疲れたわ」

「どうでしたか?」

「とりあえず、企画書の件はじっくり考えるってさ」

「そうですか」


そりゃ、そうだよね。
新ブランドの立ち上げってなったらお金や時間もいっぱいかかるだろうし、すぐには決まらないよね。


「あ、専務、お昼食べられましたか?」

「ああ、会長と一緒に…って、なにその弁当?」


専務は話の途中で、私のデスクの上に置かれた2つのお弁当に気づいた。


「あー、昨日送ってもらったお礼にと思って作ってきたんですけど、会長と一緒に済まさせたんですね。これはまた夜に食べるので気にしないでください」


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