空になった君へ。


「あの……。シェルティを飼うことになっていたんですが」


「ああ。ちょっと待ってください」


お爺さんが奥に入っていってしまう。


しばらくして、お爺さんが小さな子犬を抱いて戻ってきた。


それと同時に晴天の空を大きな鉄の塊、飛行機が横切った。


これが、私と君との出逢い――。


目が合うと、私は優しく微笑んだ。
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