聖夜に舞い降りた天使
ゆっくりと猛りを
アンジュの中心へと埋めていく……





(わ…

温かくて包み込まれていくみたいだ……)




アンジュの内壁の複雑な襞が僕の猛りを包み込んでは奥へ奥へと引き込んでいく。


(アンジュの負担をかけないように、ゆっくり動かないと、って思っていたけど……

このままでもすごく、気持ちいい……)




「ハァ…すごく、気持ちいい……」


アンジュが耳元で吐息を漏らす。


「苦しく、ない?」


「ううん、全然……

ずっとこのまま朝まで繋がっていたいくらい」


「僕は…どうかな。
そこまでは、耐えられる自信、ないよ……」


僕が苦笑いすると、アンジュはふふっ…と笑った。





(こういうのを人は
『幸せ』って呼んでいるのだろうか……)





心が温かくて、満たされて…

少し泣きたい気分になる








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