これは絶対に恋じゃない
ちらりと、広瀬くんの表情を盗みみると、なんだかんだ楽しそうにも見えるし。
案外、この2人って、お似合いなんじゃ…
なんて、のん気なことを考えていた時だった。
「…り、ん?」
驚いたように、私の名前を呼ぶか細い声が聞こえてきたのは。
え…?
呼ばれて、そのまま振り返った私は、目を見開く。
だって、そこにいたのは…
「…加恵」
そう、もう二度と会いたくない…いや、会えないと思っていた中学時代の友達の加恵だった…。