堕ちるのに一秒もかからない


ついにきました!金曜日!


授業なんてそっちのけで、ずっと上の空!


おだっちはご立腹の様子だけどー、私と綾花の頭の中は明日のことでいっぱい。


綾花なんてとくに、花飛んでそうww


終わりのHRも終わり、速攻で下駄箱までダッシュ。



はぁはぁいいながらローファーを履く。


なんもないことでも面白くなるこの17歳!!!




青春だねーー!


『白石!』



校門から出ようとすると後ろから声がした。


『あっ!白石!明日お前、日直らしいぞー!』


その声の主は同じクラスの旭くん。


サッカーのユニフォームを来てて、まさに爽やか少年。


『わかったー!ありがとうねー!部活頑張れ!』





そう言って旭くんに手を振ってモールを目指す。



『いつも、思うんだけど一樹ってさー、あおいのこと好きなのかな?』


は?//


『何急にwwそんなわけ無いじゃん!綾花ほんと私のこと買い被り過ぎww』



『いやー、さっきだってあおいに手ぇ振ってもらってて嬉しそうだったじゃん?』


だからって、なんで、そうそこに結びつくの?



『そうかなー?』




まぁ、あんな爽やかくんは私みたいな子を好きになるわけないんだけどねー!



なんて思ったんだけどー。




綾花の予感は的中すんだよね…。








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