堕ちるのに一秒もかからない
『急接近』あやかside


一歩入るとすっごく賑やかで居酒屋ってこんな感じなんだと良く分かる。

一番奥の個室。



『あ、綾花ちゃんだ!あおい?ちゃんだっけ?いらっしゃいー!!!』

『ライトテンション高すぎ、ウザイ』

『はぁ?お前今日のライブんとき一個間違えただろ?!偉そうに言うな!』

どうやらそうらしい、全然気づかなかったけど…

『まぁ、二人とも座れよ』

座れよと言われたものの空いてる席はおにぃの横とショウマさんの横。

私はショウマさんの横にいくことにした。

だって、好きな人の横にチャンスがあるならいくでしょう?

だから、あおいにチャンスをあげる!!

という訳で、

『あの、ショウマさん隣いいですか?』

『ん?あぁ、いいよ。こっち座りな』

パチッとウインクであおいに合図を送る。

ほれ、前向きに!

あおいは渋々と言ったように座る。

それでいいの!

『あやかちゃんなんか食べる?肉好き?』

『あー、はい!好きです!基本好き嫌いないですから』

『じゃ、テキトーに頼んでいい?』

ショウマさんが聞いてくれなかったらずっーーと、お腹がなってたかもしれない。

定員さんを呼んで注文してくれるショウマさん。

ライブのときもおもったけど…

『すっごく背がたかいんですね…。』

『え?』

『あっ、いや、えーと高いなぁーって思って…』

『はは、そーだね、良く言われるよ?185cmなんだ。メンバーでは一番高いのかな?ひょろいでしょ?』

『ひょろい?いえ、高ければ高いところにあるものとか、とれて便利なんじゃ…』

『ぶはっ!!!』

えっ?

言い終わる前に笑い出してしまったショウマさん。

めっちゃ、笑ってる。

何が可笑しかったの?え?私?

『あははっ!腹…いってぇ!』

お腹を抱えて笑い出してしまう始末。

『なっ、なにがそんなに面白いんですか!?』

『いや、そんなこと別に椅子とかありゃいいだろ?なんで、そこで身長の話になんだよ!ほんと、おもしれーな。』

涙目の目を綺麗な指で拭く。

あれ?

なんでだろ?バンドやってる人ってみんな指大きいものなの?

指、綺麗だし…

『手?手なんか男みんなデカいんじゃねぇの?』

やばっ、心の声漏れてた?

『ほら』

ほら?ほらって言って手だされても…

あぁ!

手を合わせるってこと!?

そう思い手を合わせる。

『えっ、なにしてんの?』

『え、だって、手を比べるんじゃ?』

『はは、ちげぇよ。見てみろってことだよ。まぁ、いいけど…ちっこいな手』

ちっこい。

まぁ、そうかもしれないよ?

身長だって、150ちょっとしかないし…。

『あは、まぁ、ちっこいで❮グイッ❯




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