ド天然!? 魔女っ子の秘密【2】
首を傾げるあたしにお父様は特大の溜め息を吐いた。


「頭はいいくせに、こういうところは馬鹿だな」

「ばっ!?」


「いいから聞け」とお父様は大声を出した。


「聖獣が出没すると言っていたな。お前と翔太君で封印したと。今までに何体の聖獣が出た」

「4体です。どれも封印しましたが」

お父様は腕組みをしながら「これまで4体も出たなら、最後の1体も出るだろう」と呟いた。


「お前の任務はここで最後の聖獣がどこに出没するか特定し、翔太君へ連絡すること。それから誰が何の目的で聖獣を解き放っているのか解明することだ」


目が点になった。


「そ、そうは言われましても…」


魔法も使えないのにそんなこと調べるなんてできるわけない、と思っていると「手立てならある」と執務机の引き出しから、緑色の機械と国の地図を持ってきてあたしに手渡す。

それは聖獣に取り付けられていたあの謎の機械だった。


「お前が調べてほしいと言っていたものだ。

うちの魔法技師に調べてもらったところ、機械の中に神経に害をなす魔方陣が書かれた紙が見つかった」


「誰が作ったか分かったんですか?」


けれどお父様は「いや」と眉間に皺を寄せる。


「誰が何の目的で作ったかは分からない。

だが封印されているはずの聖獣を解き放ち、なおかつ機械を取り付けられる者となれば、かなり実力のある魔法使いであることは間違いないな」


そんな実力ある魔法使いが何のためにこんな機械を使ったのだろう。

緑の機械を見つめても答えはない。
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