蒼月の光
もう高校生になって3ヶ月。
あんまり学校に行かない私には3ヶ月という感覚があまりない。
「もうそろそろ、いなくなってるよなー。」
少し古ぼけたアパートの階段をあがりながらボソッと呟く。
赤茶色のドアの前に立ちフゥと息を整えてヒンヤリとしたドアノブを握りゆっくりとおとを立てないように引いていく。
なにもおかれていない玄関にホッとした後すぐにそう思った私が嫌になる
「よし。寝ますかねぇ。」
自室に入りベットへ倒れるように潜り込んだ。
明日、私の人生が音を立てて崩壊していくのを私はまだしらない