蒼月の光
キッと派手な目元で私を睨むお母さん。
「お母さん、大丈夫?今、水いれるから」
だいぶ酔っているみたいだった
「お母さんなんてよばないでちょうだいっ!!!」
ヒステリックに叫ぶお母さん。
「だいたいね、あんたがいなけりゃ、幸せになれたのよ!!!!」
大丈夫。大丈夫。
酔っているだけ。
少し、コップを持つ手が震えるのは気のせいだ。
「ほんっと。なんであんたなんか生まなくちゃいけなかったのかしら。」
憎しみ
恨み
不満
そういった感情が籠もった目で私を捉える
大丈夫だから