アフターバレンタイン
「じ・・・・・じゃあタクシーで部屋まで送ってくれたのは・・・・・・・・・・?」

「オレ」



いやーーーーーーーーーーーーっっ!!



わたし何か言った?何かやらかした?

「もうなんの修行かと思ったよ。お前、オレの目の前で部屋に入るなり服脱ぎだすし」

神様、今ならわたし恥ずかしさで死ねると思います。

「でさ、さっさとベッドに入って寝てしまうし。オレの鉄壁の理性に感謝しろよ」

・・・・・・・・・・てっきり理沙が送ってくれたんだとばっかり思ってて・・・・・・・・・・。

あまりの衝撃にへなへなと力が抜けて、再びベンチに座り込む。隣の藤野くんの顔が恐ろしくて見れない。

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