指先に囚われて…


「いいよ、僕も言っておかなかったからね。とりあえず、可愛くなった美弦ちゃんと少しお話したいからカウンターいいかな?」


『もう、そんなやめてくださいよ;では、こちらへどうぞ』
二人分のカウンター席を軽く引いて、座りやすいようにする。


『あ、お荷物はどうされますか?』


自然な流れで、ゆっくり語りかけるように言う。


これももう、日ごろから身についた習慣のようなもので…。


「お願いするよ、今山も預けておくといいよ」


「あ、じゃ、お願いします」


『はい、お預かりせていただきます』


< 22 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop