指先に囚われて…
「本当に、綺麗になったね。あんなに小さかった頃が昨日のようだと感じるのに」
『そんな、私なんて全然ですよ。芝田さんの奥様には敵いません♪』
「そうやって、さっきも思っていたけれど言葉の使い方まで…って、そうだった。今山のことをすっかり忘れていたよ」
「芝田さん…怒りますよ?」
「ごめんごめん」
『クスッ…』
「こいつは、今山…つい最近部長に昇進したんだ。だからそのお祝いも兼ねて、ここに来たんだ。今山、この娘は美弦ちゃん」