殺し屋彼女×極道彼氏



休み時間になり、三人でお弁当を食べた

「歩、また牛乳のんでんのか?

そんなん飲んだって背はちいせー
ままだぞ」


「うっ…」

身長、気にしてるんだ

「歩はちいさいままでいいんだよ」

「ななさんまで!」
としゅんとする

可愛いなぁ
思わず笑ってしまう

いっきに歩くんの顔が赤くなる

「熱いの?」


「い、いえ」
と悔しそうな顔を一瞬して笑った

気のせい?



「……。チッ」と舌打ちをついて
豪さんが立ち上がる

あたしもついてこうとすると

「便所」
と言われたのでおとなしく座る・・・
なーんだ




「ななさんは豪くんの事が好きなの?」



「え!?なんで!!」


「だって、凄く心配性じゃん?

いつも豪くんについっていって」
まだ二日しかたってないのに
よく見てるな〜

「まぁ、ちょっと」

「…僕と二人ではいてくれないの?」


「え!?」





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