めんどうな昭和時代
食べかけのパンを
こっそり持って帰って
友達の犬にあげてた

食パン二枚食べれない人は
先生に頼めば
一枚だけでよかった
大量に余ると犬を飼ってる
友達が袋にごっそり持って帰ってた

いつも、クラスに一人か二人
机の中が汚い子がいた
掃除で机を間違えて
倒してしまうと
決まって
カチコチの食のパンがで発見される

先生の目を盗んで
嫌いな物がある時は、こっそり
大食いの男子に頼むと
ペロリと食べてくれた

給食は、配膳台の前に
お盆を持って並んで
給食当番によそってもらっていた
好きなメニューの時は
「沢山入れて!」
と給食当番にアピール

みんなか嫌いなメニューは
沢山残るので
担任の先生が
「大橋、木村、小林、食べれるだろ」
と無理矢理配膳して回ってた

ご飯は、熱々で
アルミの四角い入れ物に
クラス分入っていて
給食係がしゃもじでよそってくれた
余ると担任の先生が
塩でおにぎりを握ってくれた
素手で握ってくれてだけど
おにぎり大人気

サラダの薄切りキュウリを
上に投げて
教室の天井にくっつけて
遊ぶ男子がいて怒られてた

給食は、班で机を寄せあって
食べていい日があった

給食センターに移行して
ご飯が、一人一人個包装
使い捨てのアルミの密封で
入っていて
みんなで、あんまり美味しくないね
と言ってた

お箸じゃなくて
ちょっとホークっぽいスプーンで
給食は、食べた

給食当番が、運搬中
給食をこぼして無くしてしまったら
同じ学年で
少しずつ分けてもらって
助けあった

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