カッコイイ年下君との恋愛事情
「・・・」
予想斜め上でホントビビるっつーか、言葉失う
沙織の後輩は一体なんでこんなん引き受けたんだよ
ーー「ま、そーゆーわけだから放課後ちゃんと家にいてよ?!」
別に・・・こんな時期に遊びになんか行けるかよ
ーー「じゃ、授業始まるから!」
一方的に言いたいことだけ言ってブチリと切られた電話
思わず携帯を凝視する
ーーーー・・
ーー・・
「秋翔ー!帰ってきてるよねー?!」
帰宅後、いつも通り2階で勉強をしていると馬鹿でかい沙織の声がよく聞こえた
左手で握るシャーペンを机に置き、階段を降りる
「聞こえてるよ」
玄関にいる沙織にそう答え、自然とその場にいるもう1人に視線を移す