Colorful lovers
「お義姉ちゃん!
いよいよだね!おめでとう!!」
シンタのもとから真っ直ぐ踊子へ。
最近うちの妹はいつもこんな感じ。
小さい頃は、俺や清雲のそばから決して離れようとしない甘えん坊だったのに。
「ありがとー。今日はよろしくね?
それにしても随分早めに来たんだね?」
「うん。ここの近くにね美味しいカレー屋さんがあるんだって。
せっかくだから行ってみたくて。
それにね、シンタくんが美術館ゆっくり見たいって言うし」
「そっかそっか」
千波の頭を撫でてやる踊子もすっかり姉の顔でこの2人はいつの間にか強固な信頼関係を築いているらしい。
その事は大変喜ばしいんだけどね…。
いつになったら兄の方を向いてくれるのやら。
不貞腐れ気味の俺に話しかけてくれるのは、
これまた最近俺の心をざわつかせる親友。