卒業前に君に捧ぐ
それに後輩からも慕われてるみたいで、彼の周りではいつも笑顔が絶えなかった。



私はそんな高橋くんを気にしつつも、窓側の空いてる席に座ると、

美幸と一緒にセンター試験の問題用紙を出して自己採点をし始める。



家でも一通りやってきたんだけど、やっぱり何度も答え合わせしたくなるものだよね。


私の結果はというと、志願している大学の今年度予想されてる合格基準値には達しているものの、
志願者の倍率によっては落とされてしまうかもしれない、まさにギリギリのラインだった!



う~ん……。



やっぱり難しいな、センター試験って……。


困ったな。


センターで合格狙ってたけどかなり際どいかも…。


美幸はというと、かなり赤丸が多い様子で、真剣に採点をしていた!
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