もう一つのダイヤモンド
ソファに座り、隼人さんの使う、シャワーの音が聞こえる。

こんな風に、いっしょにいることが、当たり前になりつつあるけれど、会えなくなってしまうなんて…。

そう思ったら、目にじわっと熱さがこみ上げてきて、慌ててバックから出したハンドタオルを押し当てた。

ガチャッと隼人さんが浴室から出た音がする。

泣きやまなくちゃ。
慌てて目元を拭った。




「お待たせ、どうぞ。」

とタオルで髪を拭きながら、隼人さんがリビングに来た。

「はい。お借りします。」

泣き顔がもしかしたらばれるかもと思って、下を向いたまま、用意した着替えを持ってお風呂へ向かった。


< 20 / 70 >

この作品をシェア

pagetop