神様なんていない
キーンコーンカーンコーン

休み時間の終了のチャイムが鳴り響く
さっきまであった人の輪はいつしかバラけみんな自分の席へゾロゾロと戻っていった

みんなが座ったのを見計らってかナイスタイミングで先生が入ってきた

「起立。礼。着席」

日直の女の子の声に合わせて先生に挨拶をする
私は先生にバレないうに服の袖からイヤフォンを出し頬杖をつくようにして耳にイヤフォンをさした

イヤフォンからは自分の好きなアーティストの歌声が流れてくる

また1時間ボーッと過ごす
何気ないいつも通りの面白くない日常
こんな日常が180°変わるなんてこの時の私は思いもしなかった
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