赤面彼女



「ひとみはさ



って…足どうしたの!?」


「あはは〜



転んじゃった!」



女の子の足には大きな絆創膏が貼られていた。



「ひとみって


超ドジなの!


こんな小さい石で転ぶんだから!(笑)」



大人っぽい女の子はケラケラ笑いながら言った。



「さお


ひどい!


どうせあたしはドジだもん!」



女の子はそっぽを向いた。



本当


可愛いな…




しばらくすると担任らしき先生が教室に入って来た。



みんな慌てて席に着く。


先生は黒板に名前を書き


「俺の名前は


池澤 光輝


年は聞くな。


今日からお前たちの担任だ。


よろしく頼む!!


分からないことがあったら何でも聞いてくれ!


待ってるぞ!」



先生の自己紹介が終わるとあちこちからクスクスと笑う声が聞こえた。



この人…



明らか熱血教師だな(笑)


みんなの笑い声に困ったのか



「はーい


注目ッ!!!!」







みんなしらけた目で先生を見た



やっ〇んとか全然似てねーし



この先生おもしれー(笑)


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